富士山からの湧水「柿田川」私の生まれ育った町には日本に、いえ世界に誇れるものがありますそれは… 「日本一短い一級河川」で 「東洋一の湧水」で 「流れている水の全てが富士山の雪解け水(伏流水)」で 「環境庁の名水100選」に選ばれた 柿田川です 2008年04月06日柿田川みどりのトラスト主催の春の自然観察会に参加しました 下流から上流に遡る形で徒歩で見て回ります まずは柿田川にかかる唯一の橋から下流です 駿河湾に注ぎ込む(なのに珍しく南から北に流れる)狩野川との合流地点 対岸は住宅地です 柿田川の湧水が流れ込む事で狩野川の水質が下流で浄化されます 写真の右側が評判の悪い護岸工事で 左側は自然のままの川岸です。 同じ橋の上流側。 私はこの橋を毎日渡って3年間中学校に通ったんです その橋のたもとからの富士山 中流域にある私の母校・清水小学校の教材園 ココでは自然観察や写生会をしました 懐かしいです~ 子どもの頃は当たり前だと思っていたけど幸せな事だったんですね さらに移動して 柿田川公園の遊歩道の終点から上流へ向かいます 対岸は私有地で宅地化が進んでいます… 立ち入り禁止地区に入っているのは緑のトラストの人ですよ 遊歩道のすぐ下にミシマバイカモ(三島梅花藻)か咲いていました 望遠が足りませんね ビューポイントです 雲に騙されないで下さいね。富士山は真ん中の薄いのですよ 中流域にも小さな湧き水がたくさんあって流れ込んでいきます。 ナショナルトラスト運動が起こるまでは私有地で 製紙工場が水を大量にくみ上げていました レンガで組まれた旧高野製紙取水口 今は展望台になっています 最上流部・源流(湧き間)です 川だけ見ているとどんな山の中かと思われますが この写真の後ろは国道一号線で普通の市街地&商業複合施設があり 柿田川は国道1号線の南側脇から忽然と湧き出して流れ出すのです。 さらに歩いて西岸にある泉水源地へ… この上水道施設は隣の沼津市のものであり、 その権利を手放した事はこの町の最大にして最悪の失策でしょう 泉水源地からみた上流です。 真ん中に見える建物が国道1号線沿いのショッピングセンターです。 同じ場所から振り返って水源地全景 青い円形の物は自噴している深井戸です。 当然そのまま飲める水質ですが 水道法で決められているので残念ながら最小限の塩素殺菌がされています。 ネットで色々関連記事や写真を見ることが出来ます 多くの方に興味を持っていただいてこの貴重な自然や動植物がずっと残るようにして行きたいものです。 |